スタッフと話をすると、

 

「業務で次またうまくいかなかったらどうしようか考えると不安になる。」

 

という人がいます。

 

私は歯科医師になってまだ１５年しか経っていないので、

 

難しい治療の問題を考える時、不安になることがあります。

 

でもそういう時に考えるのは、自分の力量と患者さんの気持ちです。

 

どうしたら問題を解決できるかを資料を見返したり、頭のどこかで考え続けて何らかの形で行動しようとします。

 

 

先ほどのようなスタッフにその後どうしたのと聞くと、

 

「不安になって一日中落ち込んでいました。」

 

といいます。

 

 

私も人間ですから、言い訳したくなる時もなくはありません。

 

しかし失敗を恐れて不安になり行動しない人と、

 

失敗を恐れて不安になりながらも行動する人。

 

 

私には不安を安心に変えるような能力は持っていません。

 

自分の力量を踏まえて、どうすべきか自分でもよく考えていきていく必要はありますが、

 

 

問題を解決するための何らかの行動の取り方は必要ではないかと私は思います。

虫歯を治すには、穴を開けて詰めなければいけません。

 

なりかけの虫歯なら、歯磨きをしっかりするなどの環境を変えてあげれば、

 

虫歯は進行しない場合もありますが、

 

削って詰めない限り、残念ながら虫歯は進行してしまいます。

 

虫歯を取るということは毎日たくさんの歯科医師が、

 

世界中で行なっておりますが、これが意外と難しいと私は思います。

 

 

教科書には、虫歯の場合ここまで取りなさいという、

 

境界線のようなものの定義がなされていますが、

 

その線は肉目で見ても判別がつかないこともあります。

 

また、感染した歯の部分を染め出す液体もありますが、

 

その液体を使用する時、使用状況によっては染まりにくい時もあります。

 

 

手術用顕微鏡を見ながら治療をしていると、

 

単に虫歯を取るということが、

 

実はとっても難しいことに気がつくことがあります。

 

 

みなさまこんにちは。

 

今日は当院が法人になる前の医院の開業記念日です。

 

これまでY.C.デンタルクリニックにお越しくださいました患者さん

 

支えてくださったスタッフ、関係者の皆様、本当にありがとうございます。

 

 

YCデンタルクリニックは、

 

日本中のほとんどが地方であることから、

 

地方からもっといい医療を提供できるようになれたらいいなと思い

 

開業しました。

 

 

様々な人とたくさんの時間を共有させていただく中で、

 

本当にいろいろなことを教えていただきました。

 

 

これまでの十二年間の中には、

 

お褒めの言葉をいただいた時もあれば、

 

お叱りの言葉をいただいた時もありました。

 

 

今一度初心に帰って、これまで教えてくださった経験をもとに、

 

 

また今日からも、患者さんの役に立てるような歯科医院を目指していけたらいいなと思います。

 

「被せ物をしたら、もう虫歯にならないんでしょ？」

 

そういうご質問をなさる方はとっても多いです。

 

でも実は被せ物をしても、虫歯になるんです。

 

被せ物と歯の境目からばい菌が入って虫歯になることがあるんですよ。

 

どういう被せ物を入れるかを決めるのも、

 

歯を守っていく上で大切なことの一つだと私は思います。